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環境・リサイクル

植物を用いた塩類集積土壌の修復技術

技術の構成要素

植物の生理作用を利用して環境中に混入された汚染物質を浄化することをファイトレメデーション(phytoremediation)という。海水の浸入等により塩類が集積した土壌に、塩に強い植物(耐塩性植物)あるいは塩を好んで吸収する植物(好塩性植物)を植え付けて除塩する技術を開発している。本技術のポイントは、

  • 1)対象となる地域の環境要因に合った除塩植物を選定すること
  • 2)選定された植物のうち、できるだけ塩吸収能が高く、成長量が大きく、成長速度が速い植物種を用いること
  • 3)対象地域における土壌の管理状態を充分考慮した上で、土壌の修復が完了するまでの時間を計算すること
  • 4)食用化等を含めた除塩植物の利用法を提案することなどである。

適用分野

  • ・東日本大震災により海水由来の塩類が集積した土壌の修復
  • ・海外の塩害地域の土壌修復

【その他の関連分野】

2010年より、中国山東省の黄河最下流域の塩害農地において、植物を用いた除塩と有用植物の生産を目的とした栽培試験を実施中である。野菜や牧草でもある除塩植物数種を栽培することにより、健全土壌に回復するまでの時間と、提供できる野菜等作物の収量を試算する。

関連特許

なし

技術の優位性(従来・競合技術との比較)

  • ・物理的修復技術(表土を塩分ごと取り除く方法)と比べて、安価である。
  • ・化学的修復技術(塩吸着能のある資材を土壌に投与して、土中で塩分を固定する方法)と比べて、実質的に塩分を土壌から取り去ることができる。
  • ・用いる除塩植物によっては、野菜や牧草などとしての有益な副産物を期待できる。

開発の進展状況

実用化のための試験研究が必要である。

参考図面


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