大学(知財・特許・技術)と企業のビジネスマッチング!

その他(分析技術)

表面増強ラマン分光用基板及びその作製方法

技術の構成要素

表面増強ラマン分光を用いた計測では、基板の表面に貴金属製のナノスケールの凹凸構造を形成しておくことで信号増強が可能であることが知られている。この凹凸構造は、大きな信号増強効果を生じさせるために、一様に形成していることが望ましい。

本発明では、油水界面において油滴が自己組織化の作用によって最密充填構造をとることを利用して最密充填単層膜を形成し、この最密充填単層膜を基板表面に載設させることで凹凸構造を形成する。

本発明では、油滴の自己組織化の作用を利用していることで、極めて均一な最密充填単層膜の形成が可能であり、しかも再現性が高く、常に一定品質の凹凸構造を形成することができることからも、表面増強ラマン分光を用いた計測の再現性を高くすることができるともに、信号強度を従来の1000倍以上とすることができる。

適用分野

・表面増強ラマン分光を利用した計測に用いる基盤の作製技術

関連特許

申請中

技術の優位性(従来・競合技術との比較)

[従来の問題点]

  • ・基板の表面に形成する凹凸構造の形成方法として、トップダウン的加工法、真空蒸着法、貴金属ナノ粒子の凝集利用法、プラスチック微小球利用法等が知られているが、これらの既知の方法では、コスト面の問題や、凹凸構造の均一性等の問題があり、低コストで均一性の高い凹凸構造の形成方法が求められていた。

[解決したポイント]

  • ・水中油滴エマルジョン液を作製して、油滴の表面に金属ナノ粒子を捕獲させた後、この油滴を油水界面に集積させることで自己組織化の作用によって油滴が最密充填構造となり、油滴によって形成される膜部分を基板で掬い取ることで基板表面に最密充填単層膜を形成する。

開発の進展状況

参考図面

この案件に問い合わせる