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産学連携事例 《2》

鳥取大学の研究者は、「N-アセチルグルコサミン」という物質が、皮膚再生に優れた効果をもつことを明らかにし、医薬品に関する特許を出願しました。その実験結果によると、例えば、重度の火傷を負った犬の皮膚に「N-アセチルグルコサミン」を塗布することにより、高い皮膚再生効果や瘢痕抑制効果が見られました。

当初は、この研究シーズを医薬品として実用化しようと製薬会社などへ働きかけを行いましたが、期待通りにはマッチングが進まず、化粧品分野への展開を検討していきました。

その結果、鳥取県内で化粧品販売を行うある中小企業が、「自社で化粧品を開発しよう」と、鳥取大学との共同研究に着手し、その後、1年足らずで「N-アセチルグルコサミン」含有化粧品の商品化に成功しました。

この化粧品は、鳥取県産のズワイガニの殻やフィッシュコラーゲンなど、地元産の原料を特徴とする美容クリームで、敏感肌の女性や肌の弱い赤ちゃんに対しても肌に良いといった声が多く、非常に好評を得ています。また同社での販売実績が1位になるなど大きな実績が上げ、その後も、大学や関係機関と連携し、新たな商品開発を続けています。